土地の名義

それぞれの土地には名義が定められており、1つの土地に対して単独、または複数の名義が存在し、名義人となっている人が土地の主な所有者ということになります。
所有している土地を有効な用途に活用する場合、名義が単独な土地においては特に問題ありませんが、複数の名義となっている土地はその土地の名義人が複数存在することになりますので、様々な事情を考慮する必要があります。

たとえば、対象の土地にアパートやマンションなどを建てることで賃貸として土地活用する場合、土地を担保に事業資金を借り入れることになりますが、名義が単独でなければ、当事者以外の名義人にも連帯保証人として、なんらかの責務が生じます。
つまり、土地活用を行う本人は借り入れする目的が明確ですが、他の名義人はただ単に連帯保証人にさせられるだけということになってしまいます。

複数の名義人が存在する土地においては土地活用を行おうにも、資金を用意する際に当事者以外の所有分まで担保に含むことになりますし、当然ながら名義人の同意を事前に得ていなければいけませんので、土地活用を行うことを検討する場合、土地の名義に注意してお考えください。

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